テレワークが普及した昨今、出先から事務所のPCを遠隔操作するために、「リモートデスクトップ」を

使用するケースが増えてきています。

「急に今朝からリモートデスクトップがうまくつながらない」というお問い合わせをいただきました。

今回はその時の障害原因の切り分けの様子をご紹介します。

出先のPCから社内のNASにはアクセスができるということだったので、VPNの不具合ではなさそうです。

事務所側のPCのLAN周りの不具合を疑い、事務所側のPCでインターネットへのアクセスが可能かなど試してもらったところ、

インターネットへのアクセスが可能ということだったので、ネットワーク機器やケーブルのトラブルが原因ではなさそうです。

これ以上は現地での確認が必要と思い、現地へ訪問し直接PCを確認させていただきました。

すると、事務所側のPCにはウイルス対策ソフト「ノートン」が入っているのを確認。

ノートンのファイアウォールを一時停止したところ、リモートデスクトップでアクセスできることが確認できました。

設定内容を深堀りしたところ、リモートデスクトップにかかわる通信がブロックされているのが確認できました。

数日前まで問題なく接続できていたということだったので、何がきっかけで不具合になってしまったかまでは解明できませんでしたが、

ひとまず原因と対処法が分かり、お客様にも喜んでいただけました。