こんにちは、IT支援営業課の堀田です。

今回は急にPCからプリントだけができなくなった場合の原因の一つについてご紹介していきます。

インターネットの閲覧も、複合機からのスキャンも問題ないのにパソコンからプリントができない！という場合には、これからご紹介する設定項目を確認してみてください。

話題のWindows 11バージョンの『24H2』にて、「Windowsで保護された印刷モード」という設定項目が設定のデバイス一覧の下側に追加された事をご存じでしょうか？

この機能は、「Mopria(モプリア)」と呼ばれる規格を使用するプリンター・スキャナーならば、今までのようにプリンタードライバーを個別にインストールしなくても印刷ができるようになるという画期的なものとなっています。

しかし、最新の機能であるため既存のプリンタードライバーはこの規格に対応していない場合がほとんどです。

パソコン側が使用する規格を切り替えてくれたらよいのですが、そんなことはなく、「Windowsで保護された印刷モード」がオンになっている場合、既存のプリンタードライバーを通した通信を行わなくなってしまうため、プリントができない不具合が発生します。

多くのプリンタードライバーはこの通信規格に対応していないため、「Windowsで保護された印刷モード」を使用しないように呼び掛けています。

パソコン側のデフォルトの設定ではオフになっていますが、何かのはずみでオンになっている場合もございますので、急に印刷だけができない現象に遭遇したら、この設定を確認してみてください。